私の英語歴と子供に英語をさせたい理由
英語育児を始めるにあたって難しいことって、子供の実力を見極めてそこからどのようにステップアップしていくかがわからないことかなと思います。これはいまだに悩んでいます。
でもこれも子供のやる気があってこそ。
うちの子も最初は「英語嫌!」と断固拒否。それでもしつこく細々と1年続けて、ようやくちょっと取り組んでくれるようになってきました。
色々ブログを拝見させてもらいますが、よそのうちの子のやり方がうちの子に当てはまるわけじゃない。
赤ちゃんの頃英語が生活の延長線上にあって英語があるのが当たり前だったら違っていたのでしょうが、母のいきなりの思いつきで「英語やるよー」って言われてもね。
母が英語の歌を歌うと「英語いや」、母が英語の本を読んでみると「英語いや」。。。
いきなりくじけそうになりました
それでも、やっぱり子供を少しでも英語を得意にしたいと思った理由は―。
私が子供の頃、母は自宅で英語教室をしていました。
私も小学校中学年くらいから一緒にレッスンを受けたり、家でも何かしら英語のテープの音源やビデオは流れていました。
そんな環境が当たり前で英語を拒否したことはなかったのですが、でも英語は得意にはなりませんでした(昔にブログが普及してたらたぶん母も情報収集しておうち英語の取組を工夫できたかもなぁなんて思ったりします)。
母も私に対しての英語教育は、私が興味を持てばというスタンスだったので熱心ではありませんでした。
でも母は自分が英語が好きだったので、海外からの学生をホームステイさせたり、オーストラリアの姉妹都市ツアーに親子参加しホームステイしたりして、自分で英語のある生活を楽しんでいた感じです。そしてオーストラリアの姉妹都市ホームステイの際、私は現地の小学校に1日体験入学をさせてもらいました。
今考えるととても贅沢なおうち英語の環境ですよね。
しかし、私は自分から英語が上手になりたいという気持ちは全くなく、英語は難しいもの、母が喋ってくれるので特に困らないと思っていたので、全く英語は伸びず
これだけ英語を伸ばせるチャンスがあったのに、もったいないですよね
そして私は大学の頃、大学の交換留学制度を利用して少しだけ留学もしました(学部は英語を専攻していたわけではありません)。
英語は苦手だけど、小学校のオーストラリアでの体験が楽しかった記憶があり(学校のタイムスケジュールの中にスナックタイムがあるのが衝撃でした うらやまし~い)、一生に一度くらい海外で生活してみたいと思いました。
それまでの私の性格はとても内向的でした。日本語で日本人と雑談するのも、何を喋ったらいいかわからなくていつも聞き役でした。
でもそんな自分を変えてみたいと思っていて、自分のことを知っている人がいない海外での生活は絶好のチャンスでした。
でも英語は苦手だったので、ESL(大学での本講座を取るには英語の実力が足りない人のための、英語のクラスです)からのスタートでした。
留学自体は楽しかったです ESLでは各国から集まった生徒と触れ合うことができ、ホームステイや大学のドミトリー(寮)でも生活し、現地のキャンパスライフを知ることもできました。
しばらくしてESLと同時並行で大学の講義にも出席するようになりました。
でも授業は全く何を言っているかわからず、ノートも取れず、あまりの英語のできなさぶりに気の毒に思ったアジアの留学生や、85歳の現役女子大生のおばあちゃんなど色んな人の力を借りて、何とかおまけで単位はもらえました。
英語はできないなりにぶっとい英語の本を図書館で借りて深夜までレポート書いたりしてかつてない程頑張りましたが、もともと喋るのが得意ではないので、日本語ですら会話をつなげることに必死なのに、英語でそうそう自分の言いたいことなんて出てきません。
日本語でおしゃべりな人は、英語が下手でもどんどん言いたいことが出てくるので英語の上達は早かったです。
半年ちょっと滞在しましたが、とても「留学していました」とは言えない、英語が上達しないまま帰ってきてしまいました… 留学する前に描いていた自分と違う…。
私は、留学しただけでは英語は喋れるようになりませんでした!!
そして子供の頃から英語をかじっていても英語は得意にはなりませんでした!!
恥ずかしいけどこれが私の現実 こんな人もいるんです…
でも英語が下手なりに留学してみて、一人で飛行機に乗って、現地で留学の手続きや銀行開設したり、オールイングリッシュの授業を受けて、友達作って、一人でヨーロッパバックパッカーも経験して、色んな経験をしたことで、それまで内向的で新しい世界に飛び込むことが苦手だった私は一皮むけた感じがします。
「新しい環境は怖いけど何とか自分なりに乗り越えていけるもんだ。何でもやってみよう」と自分に対して自信が持てメンタルが強くなりました。
これはその後の私の人生にとってとても大切なことでした。
留学がなければ、今でも自分に対してネガティブでやる前から「できない」とマイナス思考だったと思います。
留学して良かった これは自信を持って言えます。
子供に対しても、留学するかどうかは子供が決めたらいいことだけれど、英語を知っていることでこれまで繋がることのなかった人と繋がることができ、知らない場所へ行くこともできる、自分の知らない新しい世界が開けるよということ、子供にも知ってもらいたいなぁと思いました。
英語ができて損はない
これが私が子供に英語をさせたい理由です。
ちなみに主人は「これからはAIの時代、英語なんて勉強するのは無駄」と言っています。
なのでおうち英語に関しては全くノータッチです。
否定はしないけど、応援もしない。 でも好きにさせてもらっているのでそこは感謝ですね